胃がキリキリするのはなぜ?スピリチュアルな意味と、飲み込んだ気持ち
こんにちは。京都こころ整体の信高あづさです。
大事な会議の前。気をつかう人と食事をしたあと。言いたいことをぐっとこらえて、笑ってその場をやりすごしたあと。気づくと、みぞおちのあたりがキリキリと痛んでいる。
「また胃が痛い」「わたし、胃が弱いから」。そんなふうに、胃の不調を体質のせいにしてきた方も多いのではないでしょうか。
今回は、胃とこころのつながりをお伝えしながら、胃がキリキリするときに、こころの中で何が起きているのかを一緒に見ていきたいと思います。
胃は「こころの状態」がいちばん表れやすい場所
胃は、自律神経の影響をとても受けやすい場所です。
緊張や不安が続くと、胃の動きがにぶくなったり、胃酸の出かたが乱れたりします。さらに、ストレスがかかっていると、胃の感覚が敏感になり、少しの刺激でも痛みや不快感として感じやすくなります。
実際に、検査では胃に目立った異常が見つからないのに、胃の痛みや胃もたれが続く状態があり、そこにはストレスなどの心理的な要因も関わると考えられています。
「飲み込んだ気持ち」は、どこへ行くのか
「腹に据えかねる」「はらわたが煮えくり返る」「胃が痛くなる話」。昔から日本人は、おなかのあたりで気持ちを感じてきました。
食べものを飲み込むのと同じように、わたしたちは毎日、たくさんの気持ちを飲み込んでいます。「ここで言ったら空気が悪くなる」「わたしが我慢すれば丸くおさまる」。そうやって飲み込んだ言葉や気持ちは、消えてなくなるわけではありません。
食べものなら胃が消化してくれますが、気持ちは、自分で向き合わない限り、なかなか消化されません。行き場をなくした気持ちが、胃のあたりにとどまって、キリキリとした痛みで「まだここにいるよ」と知らせている。スピリチュアルな視点から見ると、胃の痛みはそんなメッセージとして受けとれます。
もしも、胃から手紙が届いたら
胃がもし話せたら、あなたにどんな言葉をかけるでしょう。わたしは、こんな手紙を想像します。
「いつも、たくさんの気持ちを送ってくれてありがとう。でも最近、ちょっと量が多すぎるみたい。
あの日、言えなかった『いやだ』も、笑ってごまかした悔しさも、まだここに残っています。
全部を言葉にしなくていい。でも、せめてあなただけは、その気持ちがあったことを認めてあげてね。
そうしたら、わたしも少しずつ、ゆるんでいけるから。」
胃の痛みは、あなたを困らせるためではなく、あなたの気持ちを守ろうとして起きているのかもしれません。
飲み込みやすい3つの気持ち
胃のあたりにたまりやすいのは、こんな気持ちです。
怒り・悔しさ
「怒るのは大人げない」「感情的になってはいけない」と思っている方ほど、怒りを飲み込みがちです。怒りは、本当は「大切にしてほしかった」というサイン。悪い感情ではありません。
「いや」という気持ち
頼まれごとを断れない、誘いを断れない。本当はいやなのに「いいよ」と言ったとき、その「いや」は胃のあたりに残ります。
さみしさ・不安
「わかってもらえない」「この先どうなるんだろう」。誰にも言えずにひとりで抱えている不安も、胃を固くこわばらせます。
飲み込んだ気持ちを「消化」するためのセルフケア
気持ちを消化するのに、大きなことは必要ありません。今日からできることを3つご紹介します。
ひと口ずつ、味わって食べる
食事のときは、スマホやテレビから少し離れて、ひと口ずつゆっくり噛んでみましょう。「急いで飲み込む」クセがゆるむと、気持ちを飲み込むクセも少しずつゆるんでいきます。
「送らない手紙」を書く
言えなかった言葉を、相手に送るつもりのない手紙として書いてみてください。ていねいな言葉でなくて大丈夫です。書き終えたら、破いて捨ててもかまいません。気持ちを外に出すことが、こころの消化になります。
みぞおちに手を当てて、息を吐く
みぞおちのあたりに両手をそっと重ね、手のぬくもりを感じながら、ゆっくり息を吐きます。「今日もがんばったね」と、胃に声をかけてあげてください。
おわりに
胃がキリキリするのは、あなたが弱いからではありません。まわりの空気を大切にして、たくさんの気持ちを飲み込んできた、やさしさの証です。
なお、痛みが強いとき、長く続くとき、黒っぽい便が出る、吐き気が続くなど、いつもと違う症状があるときは、まず医療機関で相談してくださいね。
京都こころ整体では、Zoomでお話を伺いながら、胃のあたりにとどまっている気持ちを一緒にほどいていきます。飲み込んできた言葉を、安心して外に出せる時間になればうれしいです。
※こころ整体は医療行為ではありません。症状が続くときは、医療機関の受診を優先してください。
参考:日本消化器病学会「機能性消化管疾患診療ガイドライン2021—機能性ディスペプシア(FD)(改訂第2版)」
